京都府京都市左京区岡崎最勝寺町13 ロームシアター京都 パークプラザ2F  075-754-0234
営業時間 8:00〜23:00(朝食は11:00まで) 無休 HP 

今回の京都プチ旅行の目的の1つは、京都市美術館で開催される「若冲の京都」展を観賞する事です。以前、相国寺の若冲展では開館前から長蛇の列が出来、入館するまでにかなりの時間を要しました。その事を考慮した上で今回は朝一番に岡崎公園の市営駐車場に到着すべく計画を立てました。その中で、朝食は京都で食べる事にして色々と検討してみました。
そして見つけたのが、ロームシアター京都の2階に在る「京都モダン テラス」です。元々「京都会館」と云う名称で50年間にわたり府民に親しまれてきた建物ですが、施設全般の老朽化やホール機能の前近代化など、利用者や来場者のニーズに応えられない状況になってきた事から、2011年に「京都会館再整備基本計画」を策定。基本設計は建築家の香山壽夫が手掛け、2015年の改修工事後はネーミングライツによりロームシアター京都に改称し、2016年1月10日にオープンしました。
多様なニーズに対応するこれまでにない「公立文化施設」という位置付けで、施設内のパークプラザには「京都岡崎 蔦屋書店」が入るほか、2階にはサントリー系列のカフェ・カンパニーが運営する「京都モダンテラス」がオープンします。それ以外にもStarbuks Coffeeやレンタサイクルもあります。前身の「京都会館」は1960年に開館し、ル・コルビュジエに師事した近代建築の巨匠、前川國男が設計を担当しています。
京都モダンテラスは、松尾芭蕉が残した言葉で前川國男の原点でもあるという「不易流行」をコンセプトに、京都の四季や文化を取り入れた素材の味わいを引き出す調理法、薪焼きのグリル料理をはじめ、京都の老舗「亀屋良長」の和菓子や抹茶ドリンク、地ビールといった多彩なメニューが提供されています。店内はスタイリッシュな家具を配置した開放的な空間が広がっています。また、平安神宮に隣接し、東山を臨むテラスは60席もあり、こちらでは愛犬と一緒に食事も愉しむ事も出来ます。
今回の朝食は「薩摩赤鶏の玉子かけご飯」にするつもりでしたが、折角京都まで来たのならと「モダンテラスの朝御膳」をお願いしました。京都産コシヒカリにさわらの西京焼き、温泉たまご、たきものゑびすのちりめん山椒、錦小路のにしきごま、たこぷつのわさび漬け、漬物にお味噌汁と、御飯のお供が5品もついて1000円。美味しかったしお得感一杯です。パン好きと云う方には、吉田パン工房のパンと自家製ハムのブレークファースト(800円)も選べます。
平日なら市営岡崎駐車場は1日1300円で駐車できる筈ですから、京都モダンテラスで朝食を食べて、京都岡崎 蔦屋書店で電動自転車をレンタルし、東山エリアを巡るのも1つの過ごし方ですね。  2016.10.10現在

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